実演販売の株式会社SMBA

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実演販売士を活用して市場規模が拡大しているライブコマースで売上を拡大したい企業さまへ

実演販売士の活躍場所で最近話題になっているのがライブコマースへの出演です。

ライブコマースといえば中国を思い出す方が多いと思います。しかし、中国の後を追うように米国でもライブコマースは盛り上げり始めています。
同様に日本でも2020年のコロナウイルス拡大による緊急事態宣言下、少しでも売上を確保すべく小売企業を中心にライブコマースの取り組みが本格化しはじめました。

今回は国内外のライブコマースの市場規模の現状と実演販売士を活用したライブコマースの活用法について記事を書いていきます。

国内外のライブコマースの市場規模

中国のライブコマースの市場規模

中国のライブコマースの市場規模は2018年には0.12兆中国元であったところ、2023年には4.92兆中国元まで拡大しています。5年間で実に41倍拡大しており、19円/中国元で計算すると日本円で2023年は93兆48百億円という金額規模になります。
経済産業省が発表している2021年の物販系ECの市場規模は13兆2865億円ですのでその7倍に相当しており、ライブコマースだけで想像の域を遥かに超える驚異的な市場規模です。

中国のライブコマースは2015年頃に始まったと言われています。ではなぜ中国で急激にライブコマースが拡大したのでしょうか?
それは中国が急速にEC市場が拡大した結果多彩な商品が溢れかえり、その中で信頼できる商品を求める消費者行動としてKOL (Key Opinion Leader)いわゆるインフルエンサーによる商品紹介が人気を獲得したことが考えられます。

具体的に説明すると
・流行の商品を逃さず確実に追い求めるために、女性を中心にライブコマースを賢く活用
・ライブコマースによってあれこれ悩むことなく、手軽に商品を選択したい想い
・独身の日(11月11日)や「618」(6月18日)と言った大型セールにおいても、ライブコマースが繰り広げられ巨大な売上を形成
と言った理由が挙げられます。

また中国はもともと人口が多いため一度トレンドに火がつくと加速度的に拡散しやすい特徴があり、これらがライブコマースが急速に広がった理由として考えられるでしょう。

米国のライブコマースの市場規模

一方アメリカのライブコマース市場では2020年ではわずか50億USドルであったのですが、2026年には550億USドルまで拡大すると予想されています。6年間で11倍にも拡大するとの予想であり、130円/USドルで計算すれば2026年には7兆15百億円という規模になります。
中国と比較すると市場規模は大きくはありませんが、それでも巨大な市場規模であることには変わりありません。

中国ではライブコマースは2015年頃に始まったとされていますが、米国では2019年前後に人気の火がつき始めたようです。そして2020年に入り新型コロナウイルス感染症が拡大し人々の行動が制限されたことに伴い、米国においてもライブコマースの認知度が高まりました。

中国と米国ではEC市場の構造が異なるため一概に比較することが難しいですが、米国も中国と同様に膨大な数のインフルエンサーが存在しています。よってライブコマース市場が活性化する下地は整っているとみて良いでしょう。
米国のEC事業者には、ライブコマースが新たな顧客体験を消費者に提供できる手段であるとの認識が広まっており、消費者による利用が格段に高まると考えているように見受けられます。

日本のライブコマースの市場規模

続いて日本のライブコマースの状況です。
インターネット上に公開されている複数の情報リソースを用いた推計では、日本の2021年のライブコマースの市場規模は286億円と推計されます。
中国での盛り上がりを横目に日本では2018年頃からライブコマースに取り組む事業者が登場し始めました。日本の事例を調べてみると、2020年の新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言などによって人々が外出を自粛したことで、2020年夏ごろからライブコマースを活用する小売企業が続出していることがわかっています。
コロナ禍当時、人々が実店舗に足を運ぶ機会が減少したため、スタッフを有効活用し売上を少しでも確保する目的でライブコマースに活路を見出したものと推測できます。

2021年の時点での日本のライブコマース市場規模はまだ大きいとはいえません。
しかしながら事例を見渡すと実施企業数の増加、実施頻度の増加傾向が見られます。従って日本でもライブコマースの市場規模が拡大する可能性があると考えられます。

先に述べたように米国では2020年から2026年の6年間で11倍に拡大すると予想されており、仮に米国並みのペースで伸びると仮定を置いた場合、2027年の日本のライブコマースの市場規模は3,152億円にまで膨らむ計算になります。
ライブコマースの今後を予測する上で、この数値が一つの目安となるでしょう。

ライブコマースと実演販売士の相性

海外のライブコマースの現状をみるとインフルエンサーが商品を紹介する形のライブコマースの形式が多いですが、日本の商文化との相性を考えると実演販売士の活用も考えられます。現在大手小売企業を中心にライブコマースのご依頼・お問い合わせも増えています。

日本だとテレビ通販のイメージが強いと思いますが、実演販売士が商品を紹介して販売する姿を一度は見たことがあると思います。
インフルエンサーと異なり、商品の良さを引き出し、トークスキルがあります。また長年店頭の販売で培ってきたお客様対応アドリブ力もライブコマースで活かすことができます

実演販売士を活用した施策例


ローソンエンタテインメントさま
弊社代表御子神が出演し±0(プラスマイナスゼロ) スタイル家電販売 クッキングミキサーを紹介しました。
実演販売士ならではの切り口での商品紹介、コメントに対するアドリブ力などを評価頂きました。

楽天さま
1日に複数メーカーさまの商材を紹介。
日用品・化粧品・家電など多岐に多岐に渡る分野の紹介を行いました。
評価が高く継続案件となりました。

お問い合わせ

今回はライブコマースについて記事を書かせていただきました。

ご依頼やお問い合わせは
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最後までお読み頂きありがとうございました。